Satsuki Laboratory's blog

===============
ようこそ♪
和光大学現代人間学部身体環境共生学科大橋さつき研究室の活動報告ブログです。

「ムーブメント教育・療法」や「ダンスパフォーマンスプロジェクトMerryZome(メリーゾム)」、
研究室、ゼミ生の活動をお伝えしています。

================
About us
↓  Homepage of Satsuki Laboratory ↓ ↓ 和光大学大橋さつき研究室公式HPへ ↓ 

 


〒195-8585 東京都町田市金井町2160
和光大学現代人間学部身体環境共生学科
大橋さつき研究室  (G棟3階313)
Tel : 044-989-7777 +4313
qrcode
  • 遊びを生み出すアセスメント〜MEPA-Rの活用〜
    大橋さつき (01/16)
  • 遊びを生み出すアセスメント〜MEPA-Rの活用〜
    狩野和哉 (01/16)
  • 七夕の世界で遊ぼう!〜岡上こども文化センター親子ムーブメント出戻り版〜
    さ (08/14)
  • 七夕の世界で遊ぼう!〜岡上こども文化センター親子ムーブメント出戻り版〜
    虹の子の森 (08/14)
  • 遊び種〜たんぽっぽ〜 「学生ボランティア団体」表彰式のご報告
    さ (02/22)
  • 遊び種〜たんぽっぽ〜 「学生ボランティア団体」表彰式のご報告
    森正人 (02/22)
  • 森の探険〜公立保育園を拠点とした子育て支援としての遊び活動〜
    さつき (10/10)
  • 森の探険〜公立保育園を拠点とした子育て支援としての遊び活動〜
    重松 (10/10)
  • 遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援)
    さつき (07/17)
  • 遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援)
    虹の子の森 (07/16)
2013年11月30日(土)、卒業生が運営するNPO法人CMDゆうゆうによる公開イベントに出席してきました。

前半は、「冬の星座を探しに行こう!」をテーマにした公開ムーブメントで、子どもも大人も障がいのある子もない子もみんなで遊びました。会場は、ゆうゆうの事務所兼定期教室の場所「ゆうゆうハウス」…、決して広くはない、ビルの一室ではありますが、多様性を包み込むムーブメントプログラムの力と集まった人たちの「あそぼう!」という想いによって、活気ある豊かな遊びの場になりました。

フリームーブメントの後、円座でロープムーブメントを楽しんだあと、一人ひとりお名前を呼んで集団活動へ移行しました。
ダンスムーブメントで元気に動いた後、壁に貼られた冬の星座のイラストを見ながら、イメージを膨らませて、みんなで星の世界へ旅に出ます。
 
短ロープでつくった星の川を渡って…、
IMG_2199.png
スカーフそりで、流れ星になってひゅーんと移動…、
IMG_2212.png
パラシュートムーブメントでは、みんなで乗ってダイナミックな揺れに挑戦。
IMG_2241.png
みんなの気持ちを一つにして、1,2,3!! 天井にぴたっと貼りついたパラシュートがふわっと落ちてきて、子どもたちは大喜び…。
IMG_2243.png
最後は、電飾を使って、ファンタジックな星座の世界を楽しみました。
IMG_2247.png
星座を探す旅…をテーマに遊び心いっぱいの大人たちが、自然と子どもたちの環境となって、一人ひとりの「○○したい」気持ちに応えていました。
子どもたちの年令層もかなりの幅があり、親御さん以外の大人の参加も多かったのもあって、「親子で」…というより、「みんなで」遊んだという実感がありました。

後半は、小林芳文先生による研修講座 『障がいのある子・気になる子のための家族・支援者を支えるムーブメント』 が開催されました。
床に座って子どもたちも遊ぶアットホームな雰囲気の中、小林先生は、まさに「身を乗り出して」熱心にパパママに語りかけていました。

IMG_2269.png
色々な質問が出て、小林先生の答えはもちろん、保護者同士での意見交換も行われ有意義な語り合いの場となりました。
IMG_2283-2.png

そして、この講義の間に、ほっと嬉しくなる場面も…。
赤ちゃんに興味をもってあやす兄弟、それに笑顔で応えるパパさん…、
IMG_2261_2.png
落ち着きがなくなってきたKくんの動きに応えてタッチしてくれる別のベビーちゃんのパパさん…
IMG_2267-3.png
 
小林先生のお話をぜひパパママに直接に聴いて欲しいと企画された今回の催し。一般的な研修会等に小さな子どもや障がい児を連れて参加することはなかなか難しいものですが、特別に「託児サービス」を用意しなくても、みんなで先生の話を聞こう、一緒に語り合おうという気持ちで、無理なく実現したことも興味深いことだと思います。
先生の声に邪魔にならないように…と配慮しながら、あちらこちらで、子どもたちにさりげなく対応する大人たちの姿が見られました。
ほとんどの家族が初めて会った関係なのに、共に遊びの場を共有した経験が、「私の子」から「私たちの子」という意識の変化を自然に生み出しているように感じました。

前半の活動場面から計算すると3時間近く集団で過ごしました。様々な子どもたちが「共に居る」ことを実現するのは、子ども一人ひとりの力だけでなく、環境の力が大きく影響するのだとあらためて実感しました。

最後、プログラムのテーマにちなんで、小林先生から「見上げてごらん夜の星を」の歌のプレゼントに、一緒に歌いたいと前に出てくる子どももいて、みんなにっこり…。
IMG_2284-2.png

個人的には母親としても参加でき、幸せな遊びの場でした。
あらためて、共に集い、遊び、笑い、語り合うことの大切さを感じました。感謝です。
 

 2013年7月2日、川崎市宮前区の「地域子育てセンターすがお」にて、多世代交流型のムーブメント活動によんでもらいました。

 
 
 もともと、この施設では、シルバー世代のボランティアとの交流が盛んだったところに、スタッフの保育士さんが麻生区と和光大学の連携による研修事業でムーブメント教育について学び取り入れるようになったことがきっかけで、地域のおじいちゃんおばあちゃんがサブスタッフとして担い手となる形で行われる多世代交流型の子育て支援の遊び活動が展開するようになりました。

 施設スタッフ、シルバーのボランティアスタッフの皆さんが笑顔で迎えてくださり、スタッフミーティングを行いました。「血圧上がっちゃうわね〜」とか「腰が悪いから注意してやります」とか、おしゃべりしながら一緒に準備してくださいました。そして、開始時刻になると通いなれた雰囲気の親子がどんどんやってきて、フリームーブメントが始まりました。おばあちゃんが赤ちゃんをあやしたり、おじいちゃんや下の子を抱いてくれている間にママがお兄ちゃんと思い切り遊んだり・・・、みんなで子育てに関わる姿・・・、つい最近まで当たり前だったことなのに、都会の子育ての場では見られない関係があちらこちらに自然に生まれていて、あたたかな空気に包まれていました。

 
 集団活動のはじまりは、ダンスムーブメント、走行歩行ムーブメント、そして、お名前呼びと展開し、一本のロープをもってみんなで輪になり「とんとん、まえ〜、とんとん、うえ〜」とロープムーブメントの基本活動を楽しみました。
 

  設定ムーブメントは、「七夕」をテーマにしたサーキットプログラムを楽しみました。スペースマットやロープの道を歩いたり、フープやプレーバンドをまたいだりくぐったり、トランポリンやユランコで揺れの活動を楽しんだり・・・してプログラムを体験して、子どもたちが運んだビーンズバッグが2本のロープの間にたまっていって、「天の川」になっていくように設定しました。
 遊具の活用紹介も兼ねてちょっと盛りだくさん気味のプログラムではありましたが、スタッフの連携がよく、また、一人ひとりに合わせた個別の対応や肯定的なことばがけも自然に行われていて、助かりました。

  

  

 


 

  天の川の風景ができて、彦星役のおじいさんと織り姫役のおばあさんがちょぴり照れて再会するシーンをみんなで喜んだら、お礼にパラシュートが出てきて、最後はパラシュートムーブメントを楽しみました。

 

 活動後のふりかえりの時間、シルバーのボランティアスタッフさんからは、ロープを操作する細かい手の動きの活動は自分自身にとってもよい刺激になった、たくさん動いて爽快だった、役に立てるようにこれからもっと元気でいたい、赤ちゃんを抱くことができて嬉しかった・・・などの感想がありました。最も面白かったのは、普段の自由遊びの活動でもボランティアとして参加しているが、そのときは関わろうとしてもなかなかうまくいかずに関係づくりが難しいけれど、ムーブメントの場合は、遊具を持っていたり、活動の流れを共有したりするので、自然と子どもたちが自分たちに寄って来てくれるので嬉しい・・・という感想でした。ムーブメント教育による遊びの場は、様々な人と人との「共有体験」を促しているのだと再確認しました。

 最近では、高齢者のリハビリテーションや健康維持をねらった「シルバームーブメント」も各地で見られるようになりましたが、今回のような多世代交流の活動は、より元気なお年寄りが子育て支援の場の「担い手」になることで、生きがいや喜びを感じ、まさにムーブメント教育の目標である「健康と幸福感の達成」につながる活動になるでしょう。祖父母と離れて暮らす核家族がたくさんいる都会の子育て世代にとっては、子育ての知恵を受け継ぐ貴重な場にもなっていくかもしれません。

 9月には、卒業生が立ち上げたNPO法人CMDゆうゆうのスタッフが応援に行ってくれる予定です。すがお子育て支援センターのみなさん、これからも応援していきたいと思いますので、ますます楽しんで遊んでくださ〜い!
 
 
 川崎市麻生区では、今年度、「親と子の遊びの会 にこにっこ」と題した遊び活動が各公立保育園で準備されています。2013年6月22日(土)はその第一弾として、上麻生保育園にて地域子育て支援の活動として、親子ムーブメントが実施されました。

 
  この保育園は、昨年度の私の研究協力モデル園として継続的にムーブメントの研修に取り組んだくださった保育士の先生方が4名いて、既に、その先生方がリーダーになって独自の展開を始めていたのですが、今回は、これまでサブスタッフとして支えてくださっていた先生が、メインリーダーデビューでした。ご本人は、初リーダーで、ドキドキなさったそうですが、「さすが!!」・・・でした。
 ムーブメントでは、よく、子どもがその「場に居る」だけで多くの刺激を受けていて、ムーブメントの環境に身を置くこと自体に意味がある・・・と言われますが、大人にとっても同じと感じました。いつもサブスタッフとして活動を支えてくださっていた先生自身が積み重ねの中で自然と色々な力を身につけておられたのだと感激しました。そして、既に、元々チームワークのよい保育園でしたが、さらに、先生方同士で伝え合い、高め合う関係があるのだということも感心しました。


 さて、保育園の先生方は、絵本や童話をテーマにしたプログラムづくりがとても上手です!この日の題材は、子どもたちが大好きな「三びきのやぎのがらがらどん」。

(以前、長男がお遊戯会で「大きいやぎ」をやるはずが病欠した・・・という・・・個人的な思い入れのあるお話で、私自身もわくわくしてしまいました。)
 
 

 
 
 




 フリームーブメントの後に、皆で集合してお名前呼びをして、「このこどこのこ」や「一本橋」などのふれあい遊びを楽しみました。
 そして、テーブルシアターでお話の世界に子どもたちを誘います。皆集中して聞いていました。

20130622_100834.png

  その後は、「小さいやぎ」、「中くらいのやぎ」、「大きいやぎ」になって、はいはいしたり、高這いで移動したり、大股で歩いたりして、歩行ムーブメントを楽しみました。

20130622_101446.png

 

20130622_101537.png

 

 

20130622_101712.png

 

  「よし、もっと強くなってトロルをやっつけよう!」と、サーキットムーブメントに挑戦です。お話の世界のイメージを大事にしながら、「くぐる、またぐ」、「渡る」、「ぶら下がる」の運動課題が盛り込まれたサーキットになっていました。

20130622_102317.png

 

20130622_103255.png

 

 

20130622_103211.png

 

20130622_103716.png

 

 

  サーキットの後は、どれくらい強くなったかな?とパパやママと押し合いっこをして確かめて、いよいよ、トロルがいる橋を渡ることになりました。
 

20130622_104721.png

 

  途中、川の流れをイメージした短ロープをまたぎながら、形板の橋を渡り、魔法の木の実に見立てたビーンズバッグを一つずつもって、トロルに向かって「エイっ!」

20130622_104656.png

 

  「やられた〜」と逃げていったトロルでしたが、「もう、悪いことしないからお友達になって〜」と、草に見立てた緑色の風船をたくさんパラシュートに包んでもってきました。美味しい草を皆で食べて、パラシュートでたくさん遊びました。

20130622_105240.png

 

20130622_105932.png

 

20130622_105256.png

   
 楽しかったね・・・。トロルとも仲良くなったかな・・・?

20130622_111547.png

  少子化や地域コミュニティの崩壊など社会の変化の中で、子育て支援や発達障がい児支援において、公立保育園に期待される役割は益々大きくなってきました。保育士の先生方も専門的な知識を身につけねば・・・と日々悩み努力されています。でも、ムーブメント教育による遊び活動による支援を実践するようになって、「遊びのプロ」としての自信を取り戻すことができたと話してくださり、私も嬉しくなります。

 区の体育館や大学施設で大勢で楽しむ催し的なプログラムももちろん意味はありますが、今回の取り組みのように、少人数で地域の親子が日常的に公園で遊ぶような感覚で、徒歩圏内で気楽に立ち寄って皆で楽しむことができ、「またね!」といって帰ることができる遊びの場がそれぞれの地区にあれば、もっともっといいなと思います。そして、そのためには、地域に根づいた保育園は、最も価値ある財産と感じていますので、引き続き、保育士の先生方と協力して取り組んでいきたいと思います。
 

 
 
 
 
 「あそびのわわわプロジェクト」主催の2011年度「保育士・教師を対象とした遊びの場づくり研修講座」に川崎市麻生区の保育士さんがたくさん参加してくださったのをきっかけに、ここ数年で、麻生区にムーブメント活動が広がっています・・・。

 2013年6月1日は、麻生区公立保育園の保育士さんがリーダーになって、地域子育て支援事業の親子遊びの会を開催しました。「おおきなかぶ」のお話をテーマに40組程の親子が身体をたくさん動かして楽しく遊びました。

 
 
 お話の世界へのスカーフカーテンをくぐって・・・、

20130601_104346.png

  大きなかぶをテーマにした色々な遊びを体験してもらいました。

PhotoGrid_1373379839287.png

 
 そして、パパたちが白いシートをかぶって演じてくれた「大きなかぶ」をみんなでひっぱっることに・・・

20130601_105001.png

  み〜んなでつながるとこんなに長くなりました。
 うんとこしょ、どっこいしょ!と声を合わせて、みんなで動きました。 
 

20130601_105429.png

 

20130601_105521.png

 

  最後は、かぶのスープを作るという設定で、パラシュートをお鍋に見立てて、遊びました。 

20130601_110246.png

  ふりかえりでは、保育士の先生の優しい声のエプロンシアターにみんな静かに注目。
 
パパママがアンケートに協力してくださっている間に、子どもたちは自分が作ったかぶのスープの絵を描きました。美味しそうなスープができましたね♪
 

PhotoGrid_1373380237900.png

  
 そして・・・、
 

 さらに、現場を体験してさらに意欲的な保育士さんたちを中心に、2013年6月13日は、麻生区の職員研修として、麻生スポーツセンターで実技を行いました。平日夕方の勤務時間後の研修にもかかわらず、約80名の公立、民間の保育園に勤める保育士さんや子育て支援に関わる職員の皆さんが笑顔で参加してくださいました。当日は雨で、体育館は座っているだけでもベターっと蒸し暑い湿度でしたが、皆さん元気に参加してくださり、こちらがパワーをいただきました。

写真 (1).png

 

写真 (3).png

 

 

写真 (4).png

 

写真 (5).png

 

 

写真.png

 
 
 
 
 
 ムーブメント遊具の紹介の時間では、遊具の使い方を概説するはずが、見本で立っていただいた先生方が夢中で遊びだしてしまい、予想以上に盛り上がってしまいました・・・。保育士さんを対象とした研修では、「遊び心」いっぱいの、子どもと遊ぶことが仕事の保育士さんとムーブメントの理論、方法論は、鬼に金棒というか、とても相性がよいということをいつも実感します。

 はじめて参加の方も、先日の地域支援の遊びの会ではリーダーをつとめた方も、それぞれの経験で気づきがあったようで、嬉しく思います。研修に参加してくださった皆さんから、楽しい遊びの場が、さらに、広がりますように・・・。

 秋に開催される地域子育て支援事業では、和光大学の学生と麻生区の公立保育園の保育士さんたちとの協力で、さらに大きな遊びの場を創る予定です。

 
 サバティカル研究で保育士の先生方の研修を行ってきた川崎市上麻生保育園の親子ムーブメント、2月23日(土)に、園児の家族を対象に開催されました。

ムーブメントリーダーとしてすっかり力をつけた保育士の先生方が「雪の国へレッツゴー!」をテーマに、季節感たっぷりの楽しいプログラムを準備してくださいました。

フリームーブメントでたっぷり遊んだ後、一人ひとりお名前呼び。
いつもの保育園で大好きな先生方と大好きなママやパパと一緒でもう嬉しくって仕方がないって感じの子どもたちが一人ひとりお返事のタッチ!
小さな弟や妹の小さなお返事に、あらステキ〜と声があがり、お兄ちゃんが嬉しそうなのが印象的でした。
 

そして、つぎは、「ふれあい遊び」。
保育士さんたちとの研修を通して、わらべ歌と共に伝承されている「ふれあい遊び」は大変意義深いと感じています。
子どもを温かく育んできた日本の心が詰まっていて、そして、大事な要素がいっぱいです♪
この日紹介された「ふれあい遊び」にも触感覚刺激はもちろん、揺れやバランス、身体部位の確認、等尺性の運動など沢山の要素が入っています。
保育の現場の財産とムーブメントの理論が合わさって、よい活動になってきました。
保育士の先生方は今までただ自然と伝えられてやってきたことの意義を確認して実施できることに喜びを感じてくださっているようです。

IMG_1012.jpg

そして、この日は、もうひとつ、保育士さんたちに馴染みのあるツールとして・・・「絵本」の登場です。
「ゆきのひ」(作・絵:加古里子)の読み聞かせで、「雪の国」のイメージを深めました。

yukinohi.JPG

yukinohi2.JPG

 IMG_1028.jpg 20130223_101418.jpg

パパやママも真剣に絵本に注目していて、先生の優しい声だけが響く、とても静かな時間でした・・・。

「雪がいっぱいあったら、何して遊びたい?」と先生がたずねると、
「スキー」、「スケート」、「雪合戦」、「かまくらつくる〜」と子どもたち。

イメージいっぱい膨らんだところで、さぁ、いよいよ、雪の国へ出かけるぞ!と立ち上がり、

音楽に合わせて、元気に歩いたり、

IMG_1030.jpg

熊歩きをしてあり、パパやママにおんぶしてもらったり・・・して、進みました。

20130223_102030.jpg

雪の国に到着したら、元気な雪だるまさんが2人・・・、そりに乗って登場!

IMG_1046.jpg

ムーブメント遊具のユランコのそり遊びをたっぷり楽しみました。
座って乗ったり、腹這いや仰向けで寝そべって乗ったり、
お友達と乗ったり、妹を支えて乗ったり、色々な乗り方があってどれも楽しそう!
パパやママもついついスピードアップ!
ママを乗せてあげる兄弟もいました。


20130223_103035.jpg IMG_1061.jpg


20130223_102933.jpg 20130223_102809.jpg

たっぷり、そり遊びを楽しんだ後は、今度は雪だるまさんが沢山の雪を持ってきて・・・、これで遊ぼう!っと誘います。


IMG_1077.jpg

そして、雪だるまになってくれるパパやママを募集したところ、はい!と元気に立候補!
白いビニール袋とタオルであっという間に雪だるまに変身〜!

20130223_103335.jpg

「○○ちゃんのパパの雪だるまで〜す!」と紹介されて、イエーイと手を振るパパ、盛り上がるみんな。

20130223_103443.jpg

そして、雪だるまとの雪合戦・・・!?
雪に見立てたのは、丸めたティッシュや紙、ビーンズバッグ、フリスビーと色々あって、子どもたちは工夫して投げていました。

20130223_103949.jpg

そして、今度は、雪を集めて、雪だるまをつくりました。

IMG_1098.jpg

目や鼻や口や手もつけたところで、「あれ〜、帽子がないよ」という子どもの声が聞こえてきて、

IMG_1108.jpg

帽子は準備してなかったけれど、さすがの観察力!リーダーの先生は、あるパパさんがステキな帽子を被ってきていたのを覚えていて、お借りすることになりました。

IMG_1110.jpg

帽子の似合う、太っちょ雪だるまが見守る中、今度はパラシュートで「かまくら」づくりが始まりました。

20130223_105027.jpg 20130223_105644.png

20130223_105448.jpg

パラシュートドームの「かまくら」の中から、みんながそっとお話したり笑ったりする声が聞こえてきました。

さいごに白い風船で大きな牡丹雪を降らせて、盛り上がり、
ふりかえりをしておしまいです。

20130223_110011.png

シンプルな展開の中に、「雪」の世界を共有して、創造性たっぷりの一体感のあるプログラムでした。

最初の頃は「ムーブメント教育・療法」について新しく学び、学んだことを実践に活かそう・・・という姿勢だった保育士の先生方でしたが、さすがに、「子どもと遊ぶ」が天職の先生方、自分達の保育の財産にムーブメントの方法論を上手に結びつけて使えるようになってきて、私の方こそ教わることが多く、毎回、新しい気づきを得て感謝です。

今回の活動を通して感じたのは、子どもも親もリーダーである保育士さん達もみんなとにかく真剣に遊んでいる・・・、集中して遊んでいる・・・、遊びの場がまさに今ここで生まれている・・・という空気感です。

子どもの発達支援のために、子育て世代の親支援のために、保育士の資質向上のために・・・、
「○○のために」活用され効果を発揮するムーブメント教育・療法による遊び活動ですが、

今回、あらためて、「○○のために」に遊ぶ・・・ということに拘らずに、ただ、楽しいから、遊びたいから遊ぶ・・・というとらえ方をもっと大事にしていくべきだろうと感じました。

パパママも保育士の先生方も、「○○のために」遊びを提供してくれる大人ではなく、子どもと同じ目線で「一緒に遊ぶ」大人、子どもに負けずに遊ぶ大人になっていて、本気で遊ぶ大人が生み出すパワーは、一番すごい環境なんだなっと思いました。

園児の家族対象の企画でしたから、子どもにとっては、いつも生活している園で大好きな先生と大好きなパパとママが一緒に遊んでいて、最高に楽しい風景(環境)だったと思います。

そして、子どもが、いつも、園でこんなに楽しいことして過ごしているのか〜って感じることができたら、働くママ、パパの元気の源にもなったかな・・・と思います。

遊びの場を共に創る、共に生きるための場を共に創る・・・、小さな実感を大事に考えていきたいと思います。

 (報告が遅れてしまいましたが・・・
 今年度、研修を実施している乳児院で、10月末、ついに、オリジナルのムーブメントプログラムが実現しました。

 春から、「乳児院」という環境を知れば知るほど、「遊び」の必要性と可能性を感じ、乳児院が『遊びがいっぱいの大きな家』になればいいな〜と思って取り組んできました。 職員のみなさんとの意見交換から、貴重な気づきを得て、感謝です。

 (↓過去の記事もご参照ください↓)
 遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援(2012/7/15) 
 ◇
スカーフ一枚でできること(乳児院での遊び活動報告から)(2012/7/26)
 ◇遊びの中で経験不足による未発達をふせぐ−乳児院におけるMEPA-R活用の効果−(2012/8/16)

 研修を受けた8人の保育士さんが、研修のまとめとして、一ヶ月以上かけて、プログラムの立案、準備に協力して取り組み、当日は、他の職員の皆さんの協力も得て、「みんなで夢中になって遊ぶ」を実現しました!

******
 朝9時半、遊戯室に集まって、まずは、フリームーブメント。
 これまで日常の遊びでも少しずつムーブメント活動を取り入れてきていたので、フリームーブメントの時間も、親しみのある遊具で、子どもたちはのびのびと自由に遊んだようです。(ここに既に集団遊びが日常化している乳児院の環境の「強み」があると感じます。)

 フリームーブメントの後は、走行・歩行ムーブメントで、「前・前・前」「後ろ・後ろ」、「ゆっくり」「速く」、「ドシンドシン」「そ〜っと」「ウサギさんみたいに・・・」など、色々な刺激で動きを広げていきました。 

そして、円座でみんなが集まって、お名前呼びの活動。
 まず、「大人」(職員のみなさん)が一人一人お返事しました。ちょっと照れくさそうだったり、元気いっぱいだったり、大人にも色々な個性があって、親子の活動だと、どうしても親子一体でママやパパの大人が主役になることは少ないんだな・・・もっと大人も主体的に関わる場面があってもいいな・・・とあらためて新鮮に映りました。

IMG_0461.jpg

 大人の次は、子どもたちも一人一人、お名前を呼ばれて、タンバリンにタッチのお返事です。

 この活動で、大人たちが大盛り上がり・・・!! 子ども一人一人のお返事の仕方に、驚いたり喜んだり・・・。

 以前から感じていましたが、これだけ多くの大人が一人一人の子どもたちと生活を共にし、小さな成長を共に喜んでくれる共同体は、今の時代、本当に稀なのではないかと思います。親子のムーブメント教室でも継続していくと、自分の子どものことばかり追いかけていた親たちが、集団の活動の中で、子どもの見方が変わり、「私の子」から「私たちの子」というとらえ方に変化していくことがあります。そうなると、みんなで子ども一人一人を認め合い、成長を喜び合うという幸せな空気、成熟した場が生まれ、子どもたちも益々のびのびしてきて好循環が起こるのですが、乳児院には、このような大人たちと子どもたちの関係が最初からあるのです・・・!!
 そして、「お名前呼び」の活動の意義についても、あらためて考えました。 「いま、ここに居る」一人一人を確認し合って認め合う活動は、とても大事なんだな〜と感じました。

 さて、プログラム紹介を続けましょう・・・。

 今回のテーマは、 宝島探険! 
設定ムーブメントでは、3つのエリアに分かれた「出店方式」!3つのグループに分かれて回りました。

 1つめのエリアは、「大きなお山」 

フープの洞窟トンネルをくぐって・・・、

IMG_0532.jpg


お山に見立てたトランポリンによじ登って、跳んだり、座ったまま揺れを楽しんだり・・・。

IMG_0486.jpg



最後に、お山の上に咲いている、「赤い花」をゲットしました。

IMG_0481.png


 2つめのエリアは、空飛ぶじゅうたん

 ユランコを活用して、縦・横・回転系の揺れの活動を楽しんで・・・、   

IMG_0490.jpg

IMG_0504.jpg

 カラーボールの入ったプールにダイビング〜!

IMG_0491.jpg


 カラーボールの中から、お空の「白い雲」をゲットしました。

  IMG_0498.png


 3つめのエリアは、いかだにのって川下り

 子どもの発達段階に合わせて様々な姿勢でスクーターボードに乗って進み・・・、

IMG_0489.jpg 

IMG_0514.jpg

  川にいる「青いお魚」をゲットしました。

IMG_0511.png


 子どもたちが宝島の3つのエリアでゲットしてきた、
 「赤い花 」と「白い雲 」と「青い魚 」を大きなかごに集めて・・・、 

IMG_0551.jpg

IMG_0543.jpg

IMG_0547.jpg

IMG_0545.jpg

 ほら、みんなのおかげで、こんなにいっぱい集まったよ〜!よ〜し、まぜまぜしてみるね〜♪

IMG_0555.jpg

あれ、あれあれ、なんだか、ちょっと重くなってきたよ・・・。
手伝って〜〜〜!

IMG_0561.jpg

と、リーダーの先生がかごの周りに集まって、中から「せーの」で取りだしたのは〜〜〜、

IMG_0562.png

 じゃじゃ〜〜ん!みんな、大好き!パラシュート!
 赤と白と青だね!!

 みんなが集めてた小さな宝物が集まると大きな宝物に変身したよ!というストーリーを盛り込んで、ラストのダイナミックな集団プログラムとしてパラシュートムーブメントを行いました。

IMG_0567.jpg

IMG_0572.png

 揺らしたり、引っ張ったり、ドームを作ったりの活動を楽しんだ後は、魔法の粉に見立てたキラキラ紙吹雪を乗せて細かく揺らして・・・、

IMG_0570.png


 最後に、パラシュートが舞い上がると キラキラの紙吹雪の代わりに、何かが降ってきました!?
 

IMG_0575.png

 キラキラの紙で出来た首飾りです!一人一人、頑張ったご褒美にと、首にかけてもらって嬉しそうでした。

IMG_0579.png

 

 紙芝居形式で「ふりかえり」の活動をして、活動を終えました・・・。

IMG_0585.jpg

 活動の後も、グループ別に、順番に「お昼ご飯」の準備に入るので、活動前と同じく「フリームーブメント」の時間になっていました。

 ユランコの電車ごっこの遊び一つ見ても、子どもたち同士のかかわり方が、兄弟姉妹のようで・・・、まさに、寝食を共にする関係の親密感なのだろうと感じました。

IMG_0592.jpg

IMG_0604.jpg


IMG_0605.jpg

IMG_0606.jpg

 それでいて、同じ空間の中で、ふと、自分一人の世界に没頭する瞬間も見えてきて・・・、それはそれで、とても素敵な表情、表現でした・・・。
     IMG_0600.jpg IMG_0608.jpg

 今日は、みんなぐっすりお昼寝するわね〜って話している職員の方も、みんな笑顔で、活動前のフリームーブメントより、活動後はさらに積極的に子どもたちに関わって遊んでいました。

******
 
 子どもたちのお昼寝を待って、研修のまとめとして、リーダーの保育士さんたちと反省会をしました。 これまで一緒に勉強してくださった研修生の方々が、準備段階では随分気弱になったり、緊張したりして、相談にのって励ましてきましたが、当日は、本当に達成感に満ちたいい笑顔でした。

 最後に、「今日は、お疲れ様でした・・・」と言いかけて、ついつい、「おめでとうございました」に言い換えてしまいました。

 そんな気分でした・・・

 春は、乳児院の現状を少しばかり把握するようになり、ただ、漠然と祈るような想いで、ムーブメントの活動が子どもたちの発達を支え、みなさんが少しでも元気になれたらいいな〜と思っていましたが、研修を通して、そして、この充実したプログラムが実現して、私の中では、乳児院が「遊びがいっぱいの大きな家」になるのでは・・・という期待が確信に変わりました。

 創造的表現の要素を活かした集団遊びのムーブメントプログラムは、子ども一人一人の「あたま・からだ・こころ」の全体的発達を支えながら、ここ(乳児院)で過ごした時間を、子どもたち自身が誇りに思う力を支える、子どもたちの自尊感情を育む体験として成立する!・・・と。


 乳児院の子どもたちが、たくさんの「困難」を抱えているのは事実だけれど、
 乳児院の「強み(ストレングス)」を活かして、生活の中にある「遊び」がどんどん発展していくといいな〜と思います。
 これからも、どうか、続きますように・・・



 

 研修先の川崎市上麻生保育園では、公開親子ムーブメントも始まりましたが、定期的に実施してきた保育内でのムーブメント活動も益々充実してきました!

 先月末に、4歳児クラスの活動を見せてもらいました。
 3色の三角と四角のソフトな板に、数字が印刷してある、ムーブメント遊具「形板」を活用したシンプルなプログラムでした。

 (研修で、大学院生のたかちゃんに報告してもあらった「年齢別遊具の活用〜形板編〜」の内容と今夏の大阪セミナーで紹介された活動案を参考にしてプログラムを組まれたそうです。)

 シンプルだけど、大事なことがぎゅぎゅっと詰まったいいプログラムで40分の活動時間があっという間でした!

 さぁ、ムーブメントの時間だよって集まって、子ども達は一人ずつお名前を呼んでもらい、お返事をして、始まりました。
 たまたま、保育園の見学に来られた親子と参観日の保護者もいらっしゃって、一緒に参加でした。

 今日は、「形板」で遊びま〜す!と、一枚ずつ、お隣に渡していきました。「右に」「左に」「ゆっくり」「速く」・・・と空間や時間の概念を育みながら、お友達も意識して・・・。
 ピアノ担当の先生もすっかり、アシスト上手になってきて、「みぎ:♪♪」、「ひだり:♪♪♪」とちょっと音程も変えて、上手に動きを応援していました。

20121023_091455.png



 次は、形板を一枚ずつもって、身体部位を叩きます。「頭を」「肩を」「おしりを」と身体部位を意識して、今度は、「強く〜」「優しく」と強弱も変えて・・・(形板は柔らかい素材でできているので、強く叩いても痛くはありません・・・)。

20121023_092026.png

 一通り、先生のリードで体験した後、今度は、一人一人が自分で部位を選んで、そして、形板に書いてある数字の数だけ叩く、その叩き方を皆で真似する・・・という課題に発展していきました。
大事な「自己決定」・「自己表現」の要素が入っていますね!
子ども達、一人一人真剣な顔で、「どこを何回」叩くのか発表して、それを皆でちゃんと聞いて受けとめて、活動を分かち合っていました。

 そしたら、元気な一人の男の子が、「おしり」を選んだのですが、その叩き方が面白い!
前屈みになって、お股の間から叩きました。
先生が「わぁ〜、いいねぇ!」とほめて、お友達も、きゃーきゃー笑いながら、「1,2,3,4,・・・」と数えて楽しそうに叩いていました。

20121023_092653.png

それから、途中、ある子は、ちょっと憂鬱な顔に・・・
なぜかというと、その子の形板の数字は「0(ゼロ)」!
そう、形板には、「0」もあるんです・・・。
実は、リーダーの先生は、本当は、「0」を予め抜いておくつもりだったのに、うっかり忘れてしまったそうで・・・、一瞬、「シマッタ・・・(汗)」と思ったそうですが・・・、
ここで、素晴らしい、臨機応変
「0」は叩かないで、「そ〜っと乗せる」になりました。(スバラシイ
「叩けない・・・」と不安そうだったその子の表情も、「頭に乗せる」を選んで、すっかり笑顔になりました。

20121023_092716.png

さぁ、次は、立ち上がって、ばらまいた形板を島に見立てて、まずは、島の周りを泳ぐように移動です。
「形板を踏まないように」移動する課題ですね。
音楽に合わせて、す〜いすい!子ども達は元気に走り回りました。

20121023_093834.png


音が止まったら、島に乗る!
皆できたかな〜?できたら、拍手〜〜!

20121023_093617.png

次、音が止まったら、「おしり」で乗ってね!

20121023_093819.png

「お腹で乗ってね!」

20121023_094001.png

「頭で乗ってね」 「えぇぇ〜〜〜(笑)」

20121023_093742.png

 円座の活動で、丁寧に「身体部位」の確認を取り入れてたので、この床(形板)に触れる部位を特定して止まるという課題も、子ども達はすんなりこなしていました。

まさに、「変化のある繰り返し」!
そして、見事なスモールステップのプログラムです。

 最後のお片付けも、二人の先生のところに集めた形板を積み上げて、「どっちが多いかな?」って質問をされていました。
子ども達は元気に手を挙げて答えていました。
ちょっとした場面ですが、「多い-少ない」と「高い-低い」の関係を体験的に学んでいます。

20121023_094148.png



 
 活動後、先生方と次回のプログラム案について相談しているときに出た話題・・・、
子ども達もすっかりムーブメントの時間を楽しみにするようになったそうで、パラシュートに乗せる紙吹雪なんかを空き時間にちょっと準備していると、子ども達が近づいてきて、「ねぇ、これ、次のムーブメントで使うの?何組さんがやるの?」と嬉しそうに質問されるそうです。

子ども達が「遊ぶことで頭がいっぱい」なんて、嬉しいですね!

私も、次はどんなプログラムかな〜って、伺うのがとても楽しみなんです。

********
 11月17日は、麻生スポーツセンターにて昨年度に引き続き、麻生区のこども支援室、保育士さん、和光大学の学生達と連携して、親子遊びの会「おおきくなぁれ!あさおっこ」を実施します。
(40組の定員でしたが、区の広報誌に案内が出て、即日予約受付締め切りになったそうです・・・
「動物の親子になって遊ぼう!」がテーマの予定です。
益々ムーブメントリーダーの力がついてきた先生方とあれこれ楽しんでプログラム案を考えたいと思っています♪

**********

川崎市上麻生保育園のムーブメント活動に関する報告は、以下の記事もご参照ください。

引き出しの整理−いよいよ、川崎市上麻生保育園でムーブメント活動開始!−(2012/6/30)
子どもがプログラムを動かすとき 〜保育園でも「遊びは生活の中に・・・」が大事〜(2012/9/24)
森の探険〜公立保育園を拠点とした子育て支援としての遊び活動〜(2012/10/6)



9月29日(土)、川崎市麻生区の上麻生保育園にて、地域子育て支援事業として、親子遊びの催し「ハッピータイム」〜親子で遊ぼうレッツムーブメント〜『森の探険』が実施されました。

この春から、研修に参加してくださっている保育士の先生方が中心になって園内での実践活動を展開してきましたが、今回、初の「公開」の催しとなりました。リーダーの先生はとても緊張していましたが、私は、機が熟したと感じていましたが・・・、
 ■子どもがプログラムを動かすとき〜保育園でも「遊びは生活の中に・・・」が大事〜(2012/9/24)

20120929_100811.png期待以上の盛り上がりで、とてもハッピーな遊びの場でした。

簡単に活動内容を紹介します。

はじめに、たっぷり30分フリームーブメントの時間を楽しんだ後、集合して、最初は「ようこそ」の歓迎の気持ちを込めて、「お名前呼び」の時間です。

一人一人、名前を呼ばれて、先生にタッチ!恥ずかしそうだったり、嬉しそうに駆け寄ってきたり、様々な形で「私はここに居ます」の自己表現が見られました。

つぎに「ふれあい遊び」の時間です。やさしい日本語の響きの中で展開される、親子のふれあい遊び、じゃれつき遊び・・・、これは、保育士さんたちの財産ですね。
あらためて、じっくり観察すると、身体意識を刺激する様々な要素が入っています。ムーブメントの活動としてしっかり構造化するともっと充実するかも・・・と思いました。

20120929_101509.png 20120929_101846.png

今回は、「森の探険」をテーマにしたプログラム・・・。いよいよ、森に出かけます。
プレーバンドで電車になった先生が現れて、電車遊びに誘います。
スカーフトンネルで親子の電車が森に入っていく場面を表現していました。

20120929_101950R.png 20120929_102226.png

 森の中では、赤・黄色・青のエリアに分かれて、遊び活動を楽しめるようになっています。
 
 赤のエリアでは、「木登り」をイメージして、つかまったり、ぶらさがったりする動きを体験していました。「ぶら下がる」活動は、「引っ張る」、「押す」等と共に等尺性運動として大事な体験です。(詳しくはまた、後日、このブログで説明しますね・・・
 

20120929_103356R.png 20120929_103856R.png

青のエリアでは、形板の橋渡り・・・。
はいはいしたり、頭の上にビーンズバッグを乗せたり・・・と色々な渡り方も見られました。

20120929_103810.png 20120929_104740R.png

黄色のエリアでは、「木の葉が揺れる」イメージを大事に、ユランコやトランポリンで優しい揺れの動きを体験しています。

20120929_103020R.png 20120929_104716R.png

おさるさんがやってきて、石や木の実が欲しいと伝え、子ども達が集めてくれました。
(この間に、うまく、設定ムーブメントの風景をさっとお片付けしていました。)

20120929_105256R.png

そして、お礼におさるさんがパラシュートの遊びを教えてくれて、皆で楽しみました。

20120929_105547.png


パラシュートに木の実に見立てた小豆入りの風船を乗せて遊んで、お土産に持ち帰りです。木の実を手に、今日の活動をふりかえり、楽しかったことを共有していました。

20120929_110018.png

最後に、アンケートの記入のお願いをしているとき、担当の先生が、「お時間ある方は書いていってください。お急ぎの方は、またこんど保育園に寄られたときに出してくださっても結構ですよ♪」と声をかけていて、いつでも立ち寄ることのできる地域の施設としてこの保育園があることを再確認しました。

20120929_104705R.png

また、参加者の中には、小さな弟と一緒に参加の小学生もいて、それがこの園の卒園児だそうで、当時担任をしたという先生が親しく嬉しそうに声をかけていました。彼も慣れ親しんだ保育園で弟達の面倒を見ながら楽しそうに動いていました。

地域に根付いた保育園を拠点にした活動だからこそ、長いスパンで子どもとその家族を見守り関わることができるのだと感じました。

これまでの取組みで、モデル園となっている上麻生の保育士さん以外でも、研修に参加の先生方にもサブスタッフとして関わっていただいていて、スタッフミーティングをしっかり実施するようになりました。そうすることによって、研修生の皆さんの参加も主体的になり、今回は、特に地域の子ども達と関わった満足感があったようです。

以下、研修生の感想より一部紹介

*実践を通して、だんだん、自分も環境だということを構えずに意識しなくても自然に入っていけるようになり、子どもやお父さんお母さんと過ごす時間が本当に楽しくなりました。他の園の保育士さん達とも日頃は一緒にお仕事する機会は少ないのですが、あ・うんの呼吸で同じ空間をつくっていけるのがとても楽しいです。

*子ども達が、はにかみながら、それでもどんどんのめりこみ、遊びができると嬉しそうにお父さんお母さんの所へ戻っていく姿がとても嬉しかったです。地域担当をしていたこともあり、やらねば、やらせねば・・・と押しつぶされそうな時もありましたが、こうした場面をたくさん見たいし、笑顔を引き出せる仕事に誇りを感じます。

*帰る時、保護者の方が、「ありがとうございました。」「とっても楽しかったです。」と喜んでいただけたので、嬉しかったです。地域の親子の身近な存在になれたように思いました。

*研修に続けて参加して、全体の流れや遊びのプログラム構成が理解でき、見通しも持てるようになりました。事前の打ち合わせで、自分の担当も把握でき、動きやすく楽しめました。子どもやお父さんお母さんが少しずつ場に慣れていきたくさんの笑顔を見ることができてよかったです。私自身も楽しめました。

*自分の中でもイメージが持てて、積極的に参加でき、一体感というか、一緒に楽しめた思いが強かったです。

*最後のパラシュートムーブメントでは、会場内の皆が一つになっている空気を体感しました。

*ムーブメントの効果を実際に体験しながら理解できたように感じます。園で地域支援担当をしているので、毎月行っているあそびの広場でも親子に「場」を与えるだけでなく、もっと楽しさを共有できるような要素を、このムーブメントの研修から取り入れていきたいと思いました。


保育園の先生方が楽しみながら力をつけてくれて、嬉しく思います。10月末も公開での開催に挑戦です。楽しみです・・・
今年度(2012年度)は、 川崎市麻生区こども支援室、区立保育園との連携で、上麻生保育園をモデル園に、保育士の先生方と一緒に通常保育の中で、また、保育園を核とした地域子育て支援の取り組みとして、ムーブメント教育・療法による遊び活動の実践を行っています。

中心となっているリーダーの先生方は、昨年度和光大学あそびのわわわプロジェクト主催で行われた保育士・教師のための「遊びの場づくり」研修講座の参加者で、研修後も自主的に勉強会を開いて取り組んでこられました。

私は、今回、監修という立場で、園内の研修を担当したり、リーダーの先生方とは事前にプログラムの相談をしたり、実施の様子を拝見してふりかえりの会に参加して意見交換したり・・・と、共に学ぶ貴重な機会をいただいています。

通常の保育での取り組みを拝見すると、積み重ねの中で、先生方もムーブメントリーダーとして力をつけ、子ども達にとっても、「ムーブメントの時間」が楽しみな時間となり、園での生活にも浸透してきているのが解ります。 

そして、子ども達が提案する場面、自分で選んで決める、または、皆で相談して決める・・・といった子どもが主導権を握る場面が多く観られるようになってきたのも嬉しい気づきです。

たとえば、ロープの電車で進んだ後、到着した場所で固まって座ったら、

2012-07-16 06.26-b.jpg

  

一人の子どもが「みんなでお風呂に入ってるみたいだね・・・」と言い、
続いて、別の子どもが、電車でお出かけしてきたから、「温泉だよ」と言い、
保育士の先生が「あら、いいわね、先生、温泉に入りたかったのよ〜」とイメージが膨らんで、皆で、身体を洗う真似をしたり、肩まで浸かって10まで数えたり・・・。

 

2012-07-16 06.26.35b.jpg



元々のプログラム案にはなく、子ども達の反応から即興的に生まれた場面だと思いますが、子どもも先生も皆、とても楽しそうでしたし、しっかり、身体部位の確認、数の概念・・・ とムーブメントの課題も取り入れていました。

また、パラシュートムーブメントの時には・・・、
右に回すよ・・・という先生の声に、右はこっちと子ども達で手を挙げてお友達同士で確認する場面や・・・

20120919_092246.jpg

ドームの中に入って10数えようという指示に、「今度は、20がいい!」と提案の声・・・。
ちらっと時計を確認した先生が、「OK!じゃっ、20ね!」で、元気に声を出してしっかり20数えていました・・・。

20120919_093015.jpg

先生が準備した構造化されたムーブメントの課題を軸に遊び活動が始まり、子ども達の創造性が合わさって、プログラムがどんどん発展していくとき、皆で場を創っている・・・という感触が生まれるとき、先生も子ども達も本当に活き活きしています。

ここのところ、各々の現場でのリーダー養成に力を入れて本当によかったと感じるのは、こんなふうに、リーダーの先生だけでなく、「子ども達がプログラムを動かす瞬間」に出逢ったときです。

これは私にはできない・・・、保育園の生活を共にしている先生方と子ども達の信頼関係の上に生まれる展開だと思うからです。

「ねぇねぇ、先生」「先生、あのね・・・」、「な〜に?、○○ちゃん」、「これやろう!あれやろう!」「いいね!」と、自然に話すことができる関係だからこその活気ある遊びの場だと感じるからです。

遊びは生活の中に・・・

随分前から、子育て支援の現場でも乳児院の取り組みでもこのことを考えていますが・・・
 ■遊びは生活の中に・・・(2011/03/04)
 ■遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援)(2012/07/15)

保育園でも、やっぱり、そうだなぁ〜と思います・・・。

単発の公開教室、出前教室による遊び活動の支援にも、もちろん意義はあると思います。でも、ただのイベントで終わらないように、「生活」との連携を常に考えておくことが必要なのだと感じます。
20120919_092803.jpg 20120919_094647.jpg

上麻生保育園の先生方も、これまで、通常保育の中の実践、もしくは、園児の保護者を招いての親子教室・・・という形での実践だったのですが、ついに、今週末、これまでの活動の一つの目標として掲げてきた、地域の親子向けの「公開」教室の開催となります。

公立の保育園は、地域生活に根ざした子育て支援の拠点としての役割を担っています。そこでムーブメント法による遊び活動がどう活かされていくのか、現場の先生方と一緒に取り組みながら考えていきたいと思います。

1歳半〜3歳で公募をしたところ、既に20組近くの申込みがあるようで、先日プログラム案の相談を行ってきました。リーダー担当の先生が、もう今から緊張しすぎて胃が痛い・・・と話してくださいました。

私も親子教室でもセミナーでも実践の前は、いつもドキドキしてしまいます。多分、この先も、どんなに準備してもどんなに経験を積んでも、ドキドキしてしまうんだと思います・・・。だから、緊張しないでくださいね・・・って言えなかったけれど、その緊張が楽しい〜に変わると信じています。

園長先生が「仲間が居るから大丈夫よ」っておっしゃって、チームで取り組んでいる強さも実感して、福井のたけのこ教室の先生方の見事なチームワークを思い出しました。そう、困ったら、仲間の顔を見て、参加者の子どもも大人も皆でプログラムを動かしていけばいいんですよね・・・!

上麻生保育園の先生方、いよいよ、公開教室デビューですね・・・。
なんだか私もドキドキしてきました・・・ 楽しい遊びの場になりますように・・・


20120615_134901.jpg 6月の福井たけのこ教室のムーブメントプログラムから、私にとってとても印象的だった場面を中心に紹介させていただきます。

 会場に入ると、フリームーブメントの魅力的な環境が広がっていて、子ども達はお母さんや先生方と一緒にお気に入りの遊具で遊んでいました。20120615_134754.jpg

今回、私の中でヒットだったのは、たくさんの風船がつまった掛け布団カバー・・・!
 子どもでも持ち上げてふわっと投げ上げることができる軽さですが、上に乗っても割れません。
(あと、単純に、膨らませた風船運ぶの楽そう・・・って、裏作業の面でも、いいね て思ってしまいました。)

 集団活動のはじまりは、資料を拝見すると、本当は別のプログラムのようでしたが、一人の男の子がフリームーブメントの時に遊んでいた傘を離したがりませんでした。「あとで使うからね・・・」と取り上げてしまうこともできたと思います。しかし、ここで、リーダーの先生のムーブメント★センスきらり!で、なんとそのお子さんとその傘をもって輪の中を「あなたのお名前は〜♪」の音楽に合わせて歩き、そして、また別のお子さんの前で止まり、「○○です」、「あら素敵なお名前ね〜」で傘を受け渡す、そして今度はその子が歩き出し、別の子どもの前で止まる・・・という呼名活動を素敵にアレンジしてしまいました。子ども同士でしっかり傘を受け渡しして、自分の番が来ると嬉しそうに輪の中を歩いていました。最後は、スーパーバイザーの小林芳文先生のところに傘が届き、「はい、ボクは小林先生です」と元気な声が響きました。この即興的な展開に、既に私は感動しまくりでした!リーダーの先生のセンス、周りのスタッフの気づきと臨機応変のサポートでまるで最初からそう計画されていたかのようにスムーズな展開で歓迎の場面がつくられ、子ども達の活き活きした姿とお母さん達の安堵の笑顔・・・、素敵でした

20120615_141525.jpg 20120615_141812.jpg

 その後、身体をくすぐったりタッピングしたりの親子のふれあい遊びから、円座のロープムーブメントに展開し、童謡を皆で歌いながら身体意識を刺激する遊びをテンポ良く展開していました。

20120615_142011.jpg 20120615_142804.jpg
 
 6月の季節感の演出も出てきて、「でんでんむしむし♪」の歌が聞こえてくると、床に先生方があっという間にロープでカタツムリの模様を描きました。そしたら、渦模様になっているカタツムリの甲羅の部分をリーダの先生と手を繋いだ子どもが一人ずつぐるんぐるんと走り抜けていく活動は、とても面白かったです。

 その後はフープを使って次々に様々な活動が展開していきました。子ども達が偶然並べたフープをそのまま移動の活動の空間として利用したり、そこにどこからともなくスカーフトンネルが出てきたり・・・。十分に計画され熟考されたからこそのプログラムの密度とその場で起こることを受け止めて臨機応変に動くことができるチーム力が合わさって、遊びの場を活き活きさせていました。

20120615_144912.jpg 20120615_145136.jpg 

 「静と動のバランス」も見事で、「雨が降ってきた〜」の展開で、雨宿りに見立てて、小さなスペースにじっと固まっていたり、先生方が雨の雰囲気たっぷりに踊るダンスの時間は親子はそれをほれぼれと観ていたり・・・、静かでも活き活きしている遊びの時間を演出していました。
20120615_150123.jpg 20120615_150307.jpg

20120615_150535.jpg 
最後は、パラシュートプログラムで、7メートルの大きなパラシュートが登場し、大きなお家の下で皆で雨宿りをしている展開から始まりました。 
 大きく上下に揺らしてパラシュートの活動を楽しんだ後、白のオーガンジーの透けるパラシュートが出てきて、雨に見立てた紙吹雪を散らして、ファンタジーの要素たっぷりのエンディングでした。


20120615_150859.jpg  20120615_151201.jpg

 前回のブログ「チームの強さ」にも書きましたが、本当に、無駄がなく、シンプルな展開の中に、創造的な場面がいっぱいあって、感動しました。福井の先生方のチーム力に支えられて、集団の中で個を活かす、個を集団に活かす理想的なプログラムでした。フリーから合わせると2時間以上、子ども達が集中して参加しつづけたことも頷ける誘因力のある環境でした。
 参加させていただいて、ありがとうございました。また、行きたいです♪