Satsuki Laboratory's blog

===============
ようこそ♪
和光大学現代人間学部身体環境共生学科大橋さつき研究室の活動報告ブログです。

「ムーブメント教育・療法」や「ダンスパフォーマンスプロジェクトMerryZome(メリーゾム)」、
研究室、ゼミ生の活動をお伝えしています。

================
About us
↓  Homepage of Satsuki Laboratory ↓ ↓ 和光大学大橋さつき研究室公式HPへ ↓ 

 


〒195-8585 東京都町田市金井町2160
和光大学現代人間学部身体環境共生学科
大橋さつき研究室  (G棟3階313)
Tel : 044-989-7777 +4313
qrcode
  • 遊びを生み出すアセスメント〜MEPA-Rの活用〜
    大橋さつき (01/16)
  • 遊びを生み出すアセスメント〜MEPA-Rの活用〜
    狩野和哉 (01/16)
  • 七夕の世界で遊ぼう!〜岡上こども文化センター親子ムーブメント出戻り版〜
    さ (08/14)
  • 七夕の世界で遊ぼう!〜岡上こども文化センター親子ムーブメント出戻り版〜
    虹の子の森 (08/14)
  • 遊び種〜たんぽっぽ〜 「学生ボランティア団体」表彰式のご報告
    さ (02/22)
  • 遊び種〜たんぽっぽ〜 「学生ボランティア団体」表彰式のご報告
    森正人 (02/22)
  • 森の探険〜公立保育園を拠点とした子育て支援としての遊び活動〜
    さつき (10/10)
  • 森の探険〜公立保育園を拠点とした子育て支援としての遊び活動〜
    重松 (10/10)
  • 遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援)
    さつき (07/17)
  • 遊びがいっぱいの大きな家(乳児院での遊び活動支援)
    虹の子の森 (07/16)

一定期間更新がないため広告を表示しています

 故郷でのムーブメントの講座等の開催は、過去にも2回の実績があるのですが、本年度(2012年度)は、私自身の研究活動の一環として、本格的な支援者養成の研修プログラムの開発検討を目的に、基礎編と応用編の2回連続の研修講座を開催することができました。

 今回も、長崎発達支援ing の先生方に協力いただきました。ありがとうございました。

 長崎県内の特別支援教育、子育て支援、障がい児療育、障がい者福祉に関わる方々、そして保護者の皆さんが参加くださいました。

*****
  基礎編は、2012年8月5日。

 講義の最初は、

1.「ムーブメント」ってなに?
    〜ムーブメント教育・療法の概要と創造的な活動への広がり〜    
 (1) 「からだ−あたま−こころ」 の調和のとれた統合的な発達支援法
 (2)ムーブメント教育・療法の世界のリーダーと日本における導入と発展
 (3)「遊びの場を共に創る」 創造的な活動への発展 〜大学と地域との連携の実際〜

・・・の内容で、ムーブメント教育・療法の概要と現在私が特に大事と考えていることについて、大学や地域での実践の映像資料も含めお伝えしました。

P1000619.JPG


次に、

2.遊びの場づくりを支えるムーブメントの基礎となる考え方
 
・・・では、ムーブメントリーダーの心に常にあって欲しい基本理念として、テキストを活用して、以下の内容を抜粋してお伝えしました。

小林芳文・大橋さつき共著

 遊びの場づくりに役立つムーブメント教育・療法
  笑顔が笑顔をよぶ子ども・子育て支援
p.8〜43 1章 「遊びの場づくりを支えるムーブメントの考え方 
                   明日から役立つ18のポイント」


  明治図書ONLINE 

  
 
1 めざすところは「健康と幸福感の達成」!
 2 遊びが原点 〜「〜させる」より「〜したい」を大切に〜
 3 「からだ・あたま・こころ」の全人的アプローチ
 4 人は動くことによって自分を知り世界を知る
 5 スモールステップで自信と喜びを
 6 評価ではなく承認のことばを
 7 「いかに」は「何を」と同じほど大切
 8 集団の力 〜場に「居る」ことの意味〜
 9 環境の力 その1 〜アフォーダンス理論から考える〜
 10 環境の力 その2 〜ICFの考え方から「相互関係」をとらえる〜
 11 環境の力 その3 〜「人」も「環境」〜
12 強みを活かして楽しく、ゆっくり楽しく
 13 家族で一緒に楽しむ
 14 遊びの場の必要性
 15 一人一人が主体として生きる 〜「共に生きる場」をつくる〜
 16 大人も遊ぶ 〜地域の中で共に育つ関係づくり〜
 17 創造的な場を共につくること
 18 ハッピーは分かち合えば増えるんだ!


さらに、初めての方には、少し専門的な内容になりますが、遊具とあわせて有効なムーブメントツールとしてぜひ活用していただきたいので・・・、

3.ムーブメントプログラムの立案・実施に向けての基礎理解                         
〜発達の基礎を支えるムーブメントアセスメント(MEPA-R)の紹介〜


と題して、MEPA-Rの活用についてお話しました。

ここでは、MEPA-R活用のための要点として以下のまとめをお伝えしました。  

●MEPA-Rは、発達段階の評定からプログラム考案、実施、事後評価の各段階に対応した一体型のアセスメントである。
●MEPA-Rの項目内容は、「評定」であるとともに、今日から取り組む遊びの「活動案」である。
●「からだ・あたま・こころ」の全体で捉え、子どもの得意な分野(領域)=ストレングス を活かすために活用する。
●「生活」と「遊び」の中で自然に無理なく活用する。
 *家族参加による早期介入と継続性。ゆっくり楽しく。
 *集団のフリームーブメントやサーキットプログラムを活用。家庭との連携を大事に。
●親や親しく関わる担当者(保育者・養育者)による「芽生え」の発見が重要である。

 MEPA-R活用については、以下の記事もご参照ください。
   遊びを生み出すアセスメント〜MEPA-Rの活用〜(2012/07/25)
 


それから、お昼休みにムーブメント遊具を会場に広げておいて、実際に手に取ってもらい、

午後は、

4.「からだ・あたま・こころ」を育てる遊びのプログラムに活かすムーブメント遊具の紹介

ということで、各種遊具の紹介と遊具を活かした遊びの場づくりのポイントについてお伝えしました。

私は、遊具の活用についてお話するときは、必ず、

 遊具は、動きたくなる環境、触りたくなる環境、関わりたくなる環境づくり に効果的!
 ムーブメント教育・療法の実践には、様々な遊具が活用され、その方法も工夫次第でどんどん増える。
   しかし、遊具は「ツール」でしかない。
   遊具を使うことが目的ではなく、何のために遊具を使うのか・・・を忘れない。
   遊具が引き出す動きの特性を知った上で、ニーズに応じた活用が大事…。

 ということを強調してお伝えしています。
 
 今回もそのことを確認した後、代表的なムーブメント遊具の基本的な使い方を具体的にお伝えしました。

P1000621.JPG



P1000624.JPG P1000635.JPG

基礎編の最後は・・・、

5.実習:「環境の力」を活かした創造的な遊びの場づくり  

と題して、実際のプログラム展開を説明しながら、実習を行いました。

「遊具や音楽、人との関係をアレンジしてムーブメントの【環境】を創るということ」について体験的に学んでもらうことを目的に活動案を紹介しました。


P1000701.JPG P1000703.JPG

P1000711.JPG


基礎編の参加者の感想を一部紹介します・・・。

 ★とても楽しく参加することができました。もっと学びたいなと思います。子ども達と一緒に楽しめるムーブメントを取り入れていきたいと思います。(障がい児療育関係者)

 ★本日の研修は、今後の自分のやる事に大いに生かせると実感することができました。子ども達が安心して楽しみながら、目標をつくってプログラムを立て実行しているつもりなのですが、プログラムをすることに目が行ってしまって、子ども達の気持ちは本当に考えているのかなと思うことがあります。「健康と幸福感の達成」というものが、どのようなものか改めて考える機会になり、とても充実した内容だと思っています。ありがとうございました。(障がい者福祉関係者)

 ★楽しく参加できました。自立活動の時間に取り入れて遊べそうです。縄(ロープ)一本でも、様々な活動ができるんですね。自立活動の計画に悩んでいる知人にも知らせてあげます。(小学校教諭)

 ★実際にロープやスカーフは園にもあるものの遊び方の展開にあまり自信を持って実施できませんでしたが、今日自分がしてみて楽しかった事は子ども達と一緒に楽しみたいと思いました。ムーブメント遊具は代用できそうなものもたくさんあると思ったので、やってみたいです。(保育園保育士)
  
 ★初めて参加させてもらいましたが、とても楽しく、初めて会った方とも笑顔で実習ができました。重度の知的障害を持つ子どもがいますが、生まれつき、運動神経面に遅れがあり、色々な療育機関でお世話になっていましたが、療育が小学校卒業で終わってしまって淋しいし、少し不安にも感じていました。家庭でできることにも挑戦してみたいです。今日はありがとうございました。(保護者)

 ★学生の時は、表現の授業のようなものは苦手だったのですが、今日の講座は楽しく体を動かすことができました。ビデオで出てきた子ども達や学生さんが活き活きしていて、「楽しみながら」ということは、本当に大切だと思いました。楽しみながら、色々な運動や認知面の力を育てていけるところがいいなと思いました。大変勉強になりました。ありがとうございました。(障がい児療育支援関係者)



******
9月15日には、応用編を実施しました。

準備していて、最初の嬉しい気づきは、基礎編の研修講座で使った新品のムーブメント遊具をそのまま長崎の先生方にお貸してきたのですが、その遊具達にしっかり使い込まれた跡があったことです。(形板の角には、おきまりの「歯形」もありました・・・。1歳児さんくらいだと、絶対、噛みたくなっちゃうんですよね〜、あのふわふわ感・・・

スミマセン・・・随分、汚してしまって・・・とお詫びしてくださる方もいましたが、いえいえ、遊具は消耗品ですから!! 遊ぶものが綺麗なままなんてあり得ないです、子ども達と遊んでくださった証拠なんだから、大歓迎です!とお伝えしました。

後で、研修生の皆さんが遊具に触れる姿を見て、基礎編と応用編の間に1ヶ月以上の期間が開き、現場での活用について各々が模索する機会が持てたことは、効果的だったのではないかと感じています。

応用編は、当日午後から開催する親子ムーブメント教室のスタッフとして、プログラムの立案、準備、運営に関わってもらい、その中で基礎編の内容を基に、ムーブメントリーダーに必要な実践力について体験的に学んでいただくことを目標としました。

午前中は、まず、プログラムのねらいや構成を理解し、参加予定の親子の年齢や発達段階に関する情報共有し、役割分担を決めました。

設定ムーブメントの中で4つのエリアに分かれたミニプログラムについては、グループワークで実際に研修生が作り上げ、準備をしました。

jyunnbi001.JPG jyunnbi002.JPG
実践した、プログラムについては、以下の記事を参照ください。
 ■クリエイティブムーブメントプログラムの紹介〜「ジャングル大冒険!幻の鳥と宝を探せ!」 in 長崎版〜(2012/09/16)


活動後、皆でふりかえりを行い、以下のような感想があがりました。

★楽しかった。あっという間だった。皆が一つになった感じがして、自分も心身が解放されて夢中になって参加していた。

★仕事で疲れていて、元気に参加できる不安だったが、疲れがふっとんだ!

★自分達で考えたプログラムがうまくいくか、最初は緊張していたが、子ども達と接して、自分自身の気持ちもほぐれ、笑顔になっていくのが解った。子どもの反応や変化で、大人も変わるというのがよく解った。

★プログラムを準備しているときからワクワクしていて、子ども達が来るのが楽しみになった。皆で創る、共に生きる場を共に創る、大人も楽しむ・・・ことの大事さが解った。

★基礎編で教わった「子どもだけが対象ではなく、関わる全ての人が対象」ということを実感した。

★子ども一人一人が誉めて貰ったり、承認して貰ったりする場面がたくさんあって、貴重だと思った。

★お子さんの「やりたい」という気持ちがどんどん出てきた場面があり、それを見て、お母さんが驚き喜んでいて、自分も嬉しくなった。

★今日の体験を少しずつでもいいから現場に活かしたい。

 
笑顔と学びいっぱいの研修講座になりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました

*****

ある頃から、出張教室の依頼が重なるようになり、私がリーダーとして実践できる場の数にはどうしても限界があるし、年に1,2回の単発開催より、現場で密に関わるスタッフや保護者の方がリーダーになって継続して取り組んでもらえた方が意味がある・・・、ムーブメントの場を体験できる親子も増える・・・という発想で、ムーブメントリーダーの研修プログラムの開発に力を入れるようになりました。

楽しみながら取り組んでいるうちに自然と魅力的な遊びの場のリーダーの力をつけてくれた和光大学の学生・卒業生達の姿が原動力にもなっていると思います。

そして、私自身もどっぷり「母親」として子ども達と参加できるムーブメントの場が欲しい!と思うようになったのも正直な動機です。

保育園や乳児院での取り組みも少しずつ実りが生まれてきたと感じています。

そして、今回、長崎での研修でも、たった2日間のプログラムではありましたが、研修生の皆さんの感想を聞いて、「種まき」はできたんじゃないかと期待しています。

明日から故郷の地のどこかでムーブメントを活かした遊びの「わ」が広がるといいな〜と願っています。

研修に参加してくださった先生方〜、よろしくお願いしま〜す。もちろん、これからずっと応援していきます♪
出逢いと繋がりに感謝です。

<<prev entry | main | next entry>>

Comments:

Leave a comment:










TrackBack URL:

http://satsuki-lab.jugem.jp/trackback/293

TrackBacks: