Satsuki Laboratory's blog

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和光大学現代人間学部身体環境共生学科大橋さつき研究室の活動報告ブログです。

「ムーブメント教育・療法」や「ダンスパフォーマンスプロジェクトMerryZome(メリーゾム)」、
研究室、ゼミ生の活動をお伝えしています。

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 3月6日(土)、平成21年度 日本児童学会第二回研究集会(ムーブメント教育・療法学術研究集会)が鎌倉女子大学大船キャンパスで開催されました。(演題、発表者の詳細は、コチラ

ムーブメント教育・療法をもとにした活動が様々な地域・現場で広がっていることを実感しました。

 ムーブメント・サークルアンダンテの活動を元した研究発表では、主催のOさんの方に質問がきてしまいました。

アンダンテは、重度重複障害児(者)とその家族のためのムーブメントサークルで、もうすぐ10年目を迎えます。地域に根ざした活動のモデルのようになってきました。活動の継続にあたり、一番大事にしてきたことは?との問いに、「親自身が楽しいと思うこと」と答えておられました。

Oさんによれば、特に重度重複障害児の場合は、親が子どもを連れてきて、楽しいと思って参加してくれないと続かないので、親自身が幸せを実感できるような瞬間を大事にしてきたそうです。

そういえば、先日のムーブメント教育・療法協会の中級セミナーで、保護者の立場からムーブメントによるメンタルヘルスについて報告されたときも、よいこの保育園のムーブメント教室に参加し始めた頃のことを思い出し、「活動中、子どもはずっと眠っていたけれど、自分自身が楽しくて通っていた」とお話されていました。

 それから、富山のA先生の報告でも、ムーブメント活動への参加で、アンケート調査の分析から、保護者自身の幸福感が増していることが示されました。

また、始めの頃は、「きょうだい児」の参加の可否について、対象を障害児のみに限定すべきかどうかの議論があったが、「誰でも来ていい」場としてムーブメント教室をあらためて認識することで、きょうだい児はもちろん、スタッフの子どもも参加するようになり、健常児の育ちにもよい効果が見えてきたとお話くださいました。

 ムーブメント『教育』・『療法』とは言いますが、最近、ムーブメントの場づくりでは、教育する側ーされる側、治療する側ーされる側、支援する側ーされる側、場を提供する側ーされる側…といった、立場の明確な区別が活動の深まりと共に見えなくなっていくのが、大事なポイントかな…と思っています。

 先日のさがまちコンソーシアムの学生講師講座でも、学生達はもちろん「受講生のみなさんのために」遊びの場を提供したのですが、皆さんに喜んで楽しんでいただいて、結局は、学生達自身も充実した瞬間を体験して、受講生のみなさんとのかかわりの中でパワーをもらい、成長しました。

今、MLで飛び交っている感想メールからは、誰かに楽しんでもらいたいのなら、自分が真っ先に楽しむことが大事だということ、でも楽しむには力が要ること、楽しんでいる人達で創る場はさらなる「楽しい」を生むこと…、

そんな場づくりに貢献できたことへの達成感や自分自身への新たな気づきがたくさん読み取れます。たぶん、今回の経験は、今後もじわじわと活きてきて、今解っている効果以上のものを学生達の身体に宿したのだと思います。

 ムーブメント教育・療法の最終目標は、「健康と幸福感の達成」…。

「健康」もそうですが、何をもって「幸福」とするか…は、人それぞれで、定義するのは難しいのです。

けれど、今回の報告でも、ムーブメントの場では、「楽しい」「うれしい」など前向きな感情が様々な立場の参加者に生まれ、それが伝染するように広まって場全体を元気にしていることを多くの人が実感しているように感じます。

 小林芳文先生がいつもおっしゃっている「笑顔が笑顔を呼ぶ」好循環です…。ハッピーな気持ちを他の人と分け合えば、益々ハッピーになるんですね。例えば、お金だっておやつだって、大抵のものは分け合えば、自分の分は減ってしまうけれど、ムーブメントによる場の中で生まれる「幸福感」は、分け合えば分け合うほど増えているのです…。

なんだか、あらためて、すごいことだと思いました

 思い出して、昨年読んだ本を久々に読み返してみました

 「心のなかの幸福のバケツ」
 

 最近日本でも注目されてきた「ポジティブ心理学」…。

人の精神の病気や問題点にクローズアップしていく従来の心理学に対して、気持ちが明るくなるとか楽しいとかハッピーに生きる「ポジティブな面」に着目しています。

もう何年も前に「心理学の世界も変わってきた!我々の考えに近づいてきた!」と小林先生が嬉しそうに欧米の研究動向を教えてくださったのですが、

この本は、その仕組みについて、心の中の「幸福」を「水の満たされたバケツ」に例えて解りやすく説明しています。

「バケツとひしゃくの理論」とは、以下のようなものです。

人は誰でも心にバケツを持っていて、
他人に何かを言われたりされたりするたびに、
バケツの水は増えたり減ったりします。
水が一杯のときはとても気分が良く、逆にバケツが空になったとき気分は最悪です。

人はバケツのほかにひしゃくも持っていて、
相手が明るくなるようなことを言ったりしたりする(自分のひしゃくで他人のバケツに水を注ぐ)と、自分のバケツにも水が注がれます。
逆に、相手を傷つけるようなことを言ったりしたりする(ひしゃくで相手のバケツの水をくみ出す)と、自分のバケツの水も減ります。

 ムーブメントの活動で、自然に、ずっと大事にされてきた考え方だと思います


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