Satsuki Laboratory's blog

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ようこそ♪
和光大学現代人間学部身体環境共生学科大橋さつき研究室の活動報告ブログです。

「ムーブメント教育・療法」や「ダンスパフォーマンスプロジェクトMerryZome(メリーゾム)」、
研究室、ゼミ生の活動をお伝えしています。

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 みなさんお久しぶりです。大学院生のたかちゃんです
さつき先生からもご紹介がありましたが、昨年度は大学の制度を活用し、保育の現場に身を置いて、さまざまなことを身体で学んできました。
今年は、その経験を活かし、修士論文の作成に取り組んでいます。
また昨年度からのご縁もあり、週に1回都会のど真ん中の小さな保育園にムーブメントの先生としてお邪魔させていただき1歳〜5歳の子どもたちと楽しくムーブメントさせていただいています。

その活動をもとに保育士さん達の研修の中で<発達段階に合わせた遊具の活用〜形板編〜>をご紹介させていただきました。
形板は、◇と△があり、数字が書いてあることから、形の概念化の学習や数の概念を育む活動で活躍してきた遊具です。
形板は、大きいお友達にしか使えないの・・・?となりそうですが、いいえ、そんなことないんです。
0歳児さんでも形板でたくさん遊べます!!一部ですが、研修でお伝えした活動事例をご紹介します。

0歳児は、感覚運動機能の発達のためにたくさん感覚を刺激してあげることが大事です。
形板は、肌で触れるとやわらかくて気持ちいいのでタッピングの道具になります。
また、形板でパタパタと扇いで風を起こしてあげると子どもたち気持ちよさそうなうっとりした顔になります
0歳児さん、形板を渡すとまずは噛みます…形板の柔らかさやかたち、優しい色などがきっと「噛んでごらん」と誘っているのでしょうね。
1歳児さんになると、身体に乗せることができるようになります。頭やお腹、今度はどこにする?などと話しかけながら、おしゃべりが大好きな子は「あしー!」などと言ってくれたりします。
2歳児さんになると身体に乗せて、立ってくるっと1周回れるようになります。「そっとね、落ちないようにね」などと声掛けるととっても集中しています。
3歳児さんになると、身体に乗せてロープやスペースマットの道を歩けるようになります。「すきなところに乗せて歩けるかな?」というと工夫して、慎重に歩く様子が見られます。
4・5歳児さんになるとお友達と二人で協力して、肩で挟んだり、背中で挟んだり、運べるようになります。

形板を環境として使う場合は・・・
20120629_104848.jpgハイハイや歩き始めの0歳児さん1歳児さんは、◇の形板を使って一本橋を作ることによって、ふわふわの歩きたくなるなる環境となります。
2歳児さんになると子どもたちの小さな歩幅に合わせて20120629_105006.jpg環境を設定することで、形版の島渡りができるようになります。
3歳児さんになると、形板を踏まないで歩けるようになり、お友達と二人で歩いてごらん→みんなで一緒に歩いてごらん と活動を発展させて20120629_105109.jpgいくことができるようになります。
4・5歳児さんは、聴覚運動連合の課題へと発展し、音楽が鳴っている間は、形板を踏まないで歩く→音が止まったら形板の上に乗る!ということができます。
形板の色や形を指定するなど、スモールステップで活動を発展させていくことができる活動です。
「右が黄色・左が青」などの難しくなると上手にバランスを取って集中している姿が見られたり、お友達と向き合ったとき自分の右とお友達の右が違うということに気づいたり、遊びの中で多くのことを子どもたちは学んでいるのだと改めて気づかされます。

この形板のプログラムは、子どもたちが形板との出会いから生み出していってくれたものです。
日々の活動の中でたくさんの遊びが生まれるムーブメント遊具に今改めて私自身夢中になっています

また、ロープ編、ビーンズバッグ編とお伝えできるかと思います


  先週から数カ所の保育園や乳児院で展開してきた遊具の活用に関する研修、本日は、世田谷区の認証保育園の先生方と実施しました。

 まさに都会のビルの中の保育園!

 園庭が無いから、広いお部屋が無いから、スタッフも子どもも少ないから・・・、ムーブメントが「できない」のではなく、そのような園こそ、ムーブメントの方法論を活用して、豊かな遊び環境をつくって欲しいと、小林芳文先生が応援してくださっています。
  
 今回、共同研究者として参加してくれている大学院生のたかちゃんがちょうど昨年度から同じような条件の保育園でムーブメント活動を実践していて、そのデータを活かした「年齢別の活動事例集」をまとめ、紹介してくれました。
 
「発達段階に応じた遊具の使い方」という視点は、ムーブメントではとても大事にされていて、これまでも、図のように、

 感覚運動機能
 身体意識機能
 知覚運動機能
 精神運動機能

の4つの段階に合わせた遊びの場づくりのための遊具の活用法について説明をしてきました。

 しかし、私のこの説明より、たかちゃんの活動事例案集は、同じ遊具でも、0歳児、1歳児、2歳児、3〜5歳児の混合クラスの中で、どんなふうに活用法が変わっていくか、実際に保育の中で試してきた活動をもとに年齢別に具体的な説明になっているので、日頃から年齢別に子ども達をとらえることが多い保育士の先生方には、ダイレクトに伝わるようです。

 とても解りやすいと好評で、先生方も実際担当している子ども達の姿を思い浮かべながら、活動を楽しみながらふむふむと納得して受け取ってくださっているようです。

  20120625_135631.jpg

 学部時代は、大勢の仲間と共に大学の施設環境や劇場や温水プールまで活用して、クリエイティブでダイナミックなムーブメントの輪づくりに力を発揮してきたたかちゃんですが、大学院生になって、一人で出向いた保育園の日々の活動の中で、園庭も広い部屋も大型遊具もなく、スタッフも少ない環境だからこそ、あらためて彼女自身がムーブメント遊具に向かい合い、その力を最大に引き出し活かして、シンプルだけど、子ども達を惹きつける活動案がこんなに沢山生まれたんだな〜と、感心しつつ、嬉しい気持ちでたかちゃん先生の話を聞いておりました。

 プログラム内容の詳細については、後日、たかちゃん本人から報告があると思いますのでお楽しみに・・・(たかちゃん、よろしくねん)、

 現在、サバティカルの研究活動の一環として、様々な現場で子どもに関わる支援者の方々に「ムーブメント法による遊びの場づくりの理論と実践」の研修プログラムを実施しています。
  
 先週から、「遊具の活用」を中心とした実技を保育園、乳児院などで行いました。

 遊具の使い方を沢山学ぶ気満々の先生方を前に、矛盾するようですが、「遊具はあくまでツールでしかない」ということを強調してお話させていただいています。
 
 遊びの展開を促すために、遊具は大きな役割を持っていて、専門的に開発されたムーブメント遊具は、遊びの環境をつくりだす有効なツールであり、遊具との「かかわり」の中で、様々な遊びが生まれていきます。

 けれど、遊具の活用の目的は、子ども(参加者)が自然と「動きたくなる環境」「触りたくなる環境」「かかわりたくなる環境」を創り出すことであって、遊具を使うことが活動の目的ではないのです。

 リーダーとしてたくさん「お勉強」してしまうと、活動を押しつけてしまいがちになったり、たくさんの使い方を一度に試してみたくなったりします・・・

 だから、私自身も毎回心に刻むつもりで、遊具の持つ様々な遊びの可能性を探求しながらも、「誰のために、何のために遊具を使うのか」という視点を常に見失わずに活動を展開することが大切です・・・とお伝えしています。

 この遊具で何ができるだろうか・・・?

 この遊具はどんな動きを引き出してくれるだろうか?

 かかわる環境(他の遊具とのかかわり・音楽とのかかわり・他者とのかかわり・イメージとのかかわり・・・)を増やしてみるとどうだろう?

 自分の身体以外の身体と遊具とのかかわりを想像してみよう。あの人の身体にはこの遊具はどんなふうに感じるのだろう・・・。
 
 そんなことを考えながら遊具と戯れると、遊具の使い方を何通りも知ることができます。

 「おぉ、そんな使い方があったか!」と活動中に子ども達に教えられることもありますよね・・・。

 そして、もちろん、代表的なムーブメント遊具だけでなく、家庭にある身近なものも工夫次第で、遊びの環境づくりに役立つ遊具に変身します。

 どんな分野でも「マニュアル」が求められることが多いのだと思いますし、そのニーズに応えることも大事と思います。だから、現場ですぐできる!明日から使える!という視点も大事に研修のプログラムを考案しています。

 でも、やっぱり、「遊具の使い方」を知る前にもっと大事なことをお伝えしたいな〜と思って・・・、結局、90分では足りなくなってしまいます・・・

 遊具に出逢ったときの現場の先生方のあの子どもみたいな笑顔を糧に、そして、その先生方と一緒に遊ぶ子ども達の姿を想像して・・・、精進いたしますぅ・・。
 


 

  和光親子ムーブメント教室の終盤は、パラシュート遊具を活用した遊びを行います。先日の教室であらためてパラシュート遊具の魅力を感じました。今日は、パラシュート遊具の活用方法について少しお伝えします…。

 パラシュートは、床に広がって置かれるそれだけで、私達の気持ちを誘い、ファンタジーの世界を演出します。パラシュートに空気をはらませ、天蓋を作るために、みんな一緒に協力し社会性を育むことができます。また、子どもは、腕を動かしリズムをとって、自分がどのようにすれば、そこに参加でき、形ができるのかを自然と判断するようになります。そこには、成功と達成感を共に分かち合う喜びに溢れています。

 また、パラシュートを上下させたり、回転させたり、揺らしたりしているときに、下にもぐると、鮮やかなパラシュートの色を視覚的に楽しんだり、風圧を感じたりできます。パラシュートの下に風船を入れると、風圧で風船が舞い上がり、ファンタジックな風景をつくります。大きく上下して風圧が強いと感じるときは、中央に大人が入り、子どもに強い圧がかからないように支えとなると安心です。

 

 そして、楽しい「揺れ」の感覚遊びのために、パラシュートの上に子どもを乗せてあげるのも代表的な使い方です。大人は最初ゆっくり交互に引っ張り合い、パラシュートの横揺れに慣れてきたら、グルグルと回転の揺れをとりいれます。子どもの実態や興味・関心に応じて、勢いよく滑らせて、前後・左右・回転などの変化をつけ、「前庭感覚」刺激を与えます。子どもは、姿勢を保持しようとしたり、バランスを取りながら転げ回ったりして、身体意識を高めていきます。ダイナミックな揺れでトランポリンのように弾んで楽しむこともできます。前庭感覚は、重力方向や加速度に対する感覚で、その受容器は内耳の前庭迷路に位置しています。子どもは不安定な姿勢に対して絶えず平衡を保ち、また身体の位置感覚を抗重力姿勢に保とうとして姿勢と運動の制御のもとで生活しています。つまり前庭感覚の刺激は、動きに伴う揺れの感覚刺激であり、この刺激が自然に体験できたときに、身体の「快反応」を引き出すと考えられています。身近なもので考えると、例えば、高い高いは上下に加速する刺激、ブランコは前後の揺れ、ハンモックは左右の揺れ、抱っこやおんぶもママの姿勢で様々に刺激が変わる万能の遊び活動ですが、パラシュートムーブメントでは、回転や加速などの要素も加えてさらにダイナミックな刺激を創り出すことができます。そして、何よりパラシュートを動かしているのはたくさんの仲間達…、その笑顔や笑い声、歌声が魅力的な環境としてそこに必ずあるのです…

 それから、紙吹雪をパラシュートの上に乗せると、雪や桜をイメージの世界を演出することができます。プログラムのラストにこの活動を取り入れると、ファンタジックな 展開を生み感動的な場面となります。子ども達にはパラシュートの下に入ってもらって、パラシュートを上下を数回繰り返したあと、「うえー、したー、うえー」でタイミングを合わせて、一人だけがパラシュートを引っ張り、他の人は手を離します。そうすると、宙に舞っていた紙吹雪が子ども達の頭上に降ってき て盛り上がります。



小林芳文・大橋さつき共著

 遊びの場づくりに役立つムーブメント教育・療法
  笑顔が笑顔をよぶ子ども・子育て支援
「蕎蓮,海譴世韻話里辰討きたい!遊びの場づくりに活かすムーブメント・ツール 2.ムーブメント遊具の活用 」より一部転用

  明治図書ONLINE 
 先日小林芳文先生のゼミでロープを使ったムーブメントを行いました。
今日は、その時の様子をお伝えしたいと思います。

ロープには短いロープと長いロープがあり小林先生は、長いロープをあか・あお・きいろ・みどりの4本持ってきてくれました。
長いロープは何メートルかな?
長さは定規を使って測るだけではなく、自分のからだを使って測ることができますね。

 


自分の身体を使って感じること、長さを体感することムーブメントではとっても大切なことです。
身長180cmくらいの学生の両腕を広げた長さで測ると6回と少し。
両腕を広げた長さと身長は同じくらいと一般的に言われていますが、長いロープは10mなのでまさにその通りということも感じることが出来ました。

みんなでこの長いロープを使いたいときどうすればいいかな?
 
 

端っこと端っこを結ぶとロープは丸くなる!
丸くなったロープをみんなで持つとみんなの顔が見渡せる円が出来ます。
小林先生は、ロープ一つでみんな仲良くなれると教えてくれました。なんと、小林先生は300人もの子どもたちとロープを使ってムーブメントをしたことがあるそうです。
ロープを持って、隣の人に送るようにロープを動かしていきます。
「ゆっくり」「はやく」「みぎ」「ひだり」
など、同じ動きの中でもいろんなバリエーションが生まれます。
ことばで聞いて動きを変えるのは、「聴知覚」の学習に繋がります。

相手の動きを見て、動きを変えるのは「視知覚」の学習です。
ロープの中を歩いている人をよーく見て、その人の動きに合わせてロープを動かしていきます。子どもたちとやるとみんな「やりたーい!」とロープの中を歩いてくれます。
ちびっこリーダーが大活躍の活動の場になります。
空間を意識する活動もみんなで出来ます。
「うえ」
 

「まえ」
 

など、自分の空間、みんなで活動をすることで他の人の空間を感じることが出来ます。
ロープを持つと自然にみんなと一緒に身体が動くんです。
いろんな方向に身体を伸ばすのはストレッチのようで気持ちよかったです。

小林先生もいろんなお話をしてくださり、ロープのおもしろさを感じた実技の時間でした。